2021/06/18 14:47
3Dプリンタ用材料専門ショップ 3DFS id.arts(以下 3DPS)では、一般的なFFF/FDM方式3Dプリンタでステンレス鋼部品の制作が可能なフィラメント「Ultrafuse 17-4PH」の販売を開始しました。
ステンレス鋼部品製作用金属フィラメント『BASF Ultrafuse 17-4 PH Metal 3D Printing Filament』は、世界最大の総合化学メーカーBASFのグループ企業 BASF 3D Printing Solutions(B3DPS)が開発した、SUS630に相当する鋼混合フィラメントです。
一般的に、金属部品の3Dプリントには産業用3Dプリントシステムの利用が必要ですが「Ultrafuse 17-4PH」は、小規模なオフィスなどにも設置可能な一般的なFFF(FDM)方式デスクトップ3Dプリンタで使用可能な鋼混合フィラメントです。3Dプリントされた造形物は、デバインダー(脱脂)、焼結プロセスを経て、高い強度と硬度を有したステンレス部品(SUS630)を造ることが可能で、石油化学産業、自動車産業、航空宇宙産業、医療機器産業における機能性試作や最終使用部品製造、および金型部品製造に最適です。
3Dプリント後の処理について
「Ultrafuse 17-4PH」でプリントされた造形物は、デバインダー(脱脂)および焼結プロセスを必要としています。これらの工程に必要な設備をお持ちでないユーザー様向けに3DFS id.artsでは、Ultrafuse 金属フィラメントシリーズ をお買い求めいただいたお客様に対し、専用の「Ultrafuse Metal Filament 後処理チケット」をご用意しています。
推奨接着材
「Ultrafuse 17-4PH」のご使用に当たっては、造形ガラスプレートに定着材の使用が推奨されています。Ultrafuse 金属フィラメントシリーズを快適にご利用いただくためには、こちらの定着材『Dimafix 3Dプリント用接着ペン』をご使用ください。