2024/10/04 18:13

ハイデルベルク大学、微細藻類を利用した3Dプリンティングに成功


ドイツ最古の大学ハイデルベルク大学の研究チームは、微細藻類から抽出したバイオインクを利用した3Dプリンティングに成功。この材料は、豊富な脂質と光活性色素を含むため、持続可能なプリンティング素材として注目されている。



ハイデルベルク大学分子システム工学・高度材料研究所(IMSEAM)のエヴァ・ブラスコ教授率いる国際研究チームの発表によると、微細藻類の一種であるオドンテラ・アウリタと緑藻のテトラセルミス・ストリアタは、高い脂質と光活性色素の含有量から、3Dレーザープリンティング用の持続可能な素材を生産する「バイオファクトリー」として特に有望であるとしている。研究チームは、微細藻類から抽出した原料を用いて、複雑なバイオ互換性を持つ3Dマイクロ構造を製造するためのインクの開発に初めて成功。この微細藻類ベースの素材は、将来的にインプラントや3D細胞培養用の足場として利用できる可能性があるとしている。

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